T0104】 自尊感情を育む学級づくり


 12月25日(木)三重県人権センターにおいて研修講座「自尊感情を育む学級づくり」を開催し、大阪教育大学 園田 雅春さんにご講義頂きました。参加者は62名でした。
 園田さんのお話の柱は下記の通りです。

○子どもにとっては、先生は1/1
 ・見方を変えることが必要
○黒いランドセルの女の子の話
 ・ある学校では奇異な目で見られ、不登校に。
 ・転校先の学校はその背景を探り、それを命の大切さを教える教材とした。
 ・教師には「あれ?」と思う感性が大切。
○勉強が苦手な幸子ちゃんの話
 ・大輔くんが「こんな問題がわからへんだらおしまいや」と冷やかす。
 ・先生がつかさず指導、「みんなに言いたいことは2つ。まず大輔に。そして大輔にそのことを注意できな
  かったみんなにもしかりたい」
 ・仲間の介入が大切。
 ・幸子ちゃんは作文に、「みんなに勉強を優しく教えて欲しい」と要望を書いた。
 ・みんな学びたがっている。
 ・「困った子ども」はいない、それは「困っている子ども」
○子どもたちに「あなたが大切だ」ということが大切
 ・そうすると自尊感情というガソリンがたまる。
 ・人のちがいは、このガソリンの量だけ。
○ある女性の新聞投稿
 ・「娘が不登校。厳しく言って学校へ行かした。一風変わった先生が『あんたの娘は強い。学校で浮いて
  いるのに、化粧したり服装違反したりしない』。このことを伝えたら娘は変わった」。
 ・リフレーミング=肯定的意味づけが大切。同和教育自体がリフレーミング。
○集団的自尊感情の育成が大切
 ・プラスの面を発見し伝えることが集団的自尊感情の育成につながる。
 ・子どもたち同士で高め合う仕組みが大切。
 ・つながるためにはボンドが必要。
 ・授業が一番のボンド。教師の発言・発問には細心の注意を払う。

 講義後グループワークを行い、「3学期をどんな学期にしたいか」、「教師のストライクゾーンを広げるにはどうしたらよいか」、「講義の疑問点」について話し合いを行い、園田さんに好評をいただきました。